※この記事は2026年に内容を見直し、現在の福粋の考え方に合わせて更新しています。
骨盤の歪みはすべて悪いもの?|太田市の整体院 福粋
整体と聞くと、
「骨盤が歪んでいる」
「骨盤を矯正した方がいい」
「左右差があるから悪い」
このような言葉を思い浮かべる方は多いかもしれません。
腰痛や股関節の痛み、肩こり、姿勢の崩れなどがあると、
「もしかして骨盤が歪んでいるのかな?」
と不安になることもあります。
たしかに、骨盤まわりのバランスが崩れることで、腰や背中、股関節、脚に負担がかかることはあります。
けれど、見た目に左右差があることと、それがすべて悪い歪みであることは、必ずしも同じではありません。
骨盤の歪みは、すべて悪いものではありません。
大切なのは、その左右差が「その人にとって自然なもの」なのか、「負担の積み重ねで起きた戻る余地のある歪み」なのかを見ていくことです。
このページは、こんな方のためのページです
骨盤の歪みが気になる方、骨盤矯正を受けた方がいいのか迷っている方、腰痛や股関節の痛みの背景に骨盤が関係しているのではと感じている方へ。福粋の骨盤の見方をまとめています。

骨盤の歪みとは?
骨盤は、身体の中心にある大切な土台です。
上には背骨があり、下には股関節や脚があります。
そのため、骨盤まわりのバランスが崩れると、腰だけでなく、背中・股関節・膝・足・首や肩まで影響が出ることがあります。
一般的に骨盤の歪みと言われるものには、
- 前に傾く
- 後ろに傾く
- 左右で高さが違う
- ねじれる
- 開いているように見える
などがあります。

ただし、ここで大切なのは、見た目だけで「悪い歪み」と決めつけないことです。
人の身体には、もともとの左右差があります。
そのため、骨盤の高さや足の向きに左右差があるからといって、すぐに矯正すればいいとは限りません。
歪みに見えるけれど、その人にとって自然な左右差
福粋では、左右対称の身体だけが正しいとは考えていません。
左右の手や足の爪の大きさが違うように、身体にはその人にとって自然な左右差があります。
たとえば、生まれ持った骨格の特徴として、左右の脚の長さに違いがある方もいます。
モモの骨やスネの骨の長さに左右差がある場合、骨盤の高さにも違いが出やすくなります。
このような場合、骨盤が傾いて見えたとしても、それはその人の身体にとって自然なバランスである可能性があります。
それを無理に左右対称へ戻そうとすると、かえって身体に負担がかかることがあります。
脚の長さと骨盤の高さ
平らなところに仰向けになり、両ひざを曲げることで、脚の長さの左右差を確認する方法があります。

両ひざを90度くらい曲げ、かかとの位置をそろえます。
その状態で、左右のひざの高さを見ていきます。

上の絵では、右ひざが低く見えます。
このように左右のひざの高さに違いがある場合、モモの骨の長さに左右差がある可能性があります。
また、足先まで見ていくと、スネの骨の長さや足の向きの違いが見えてくることもあります。

上の絵では、右脚が短いように見えます。
このような身体で立つと、脚が短い側の骨盤が下がって見えることがあります。

上の絵では、右腰が下がっているように見えます。
ただし、これはあくまで身体を見る時の一つの目安であり、これだけで骨盤の良し悪しを判断するものではありません。
この場合、見た目だけで「骨盤が歪んでいるから矯正しましょう」と判断すると、本来その身体が保っていたバランスを崩してしまうことがあります。
歪みに見えるけれど、その人にとって自然な左右差もある。
ここを見落とさないことが大切です。
見た目だけで判断しないこと
骨盤の高さや足の向きに左右差があるからといって、すぐに悪い歪みとは限りません。生まれ持った骨格の個性や、その人にとって自然なバランスを確認することが大切です。
負担の積み重ねで起きた、戻る余地のある歪み
一方で、日常生活の負担によって起こる骨盤の歪みもあります。
これは、生まれ持った骨格の個性ではなく、筋肉の緊張や疲労、使い方の偏りによって、後から起きてくる歪みです。
たとえば、
- いつも同じ脚に体重をかけて立つ
- 長時間座りっぱなしになる
- 片側ばかりで荷物を持つ
- 育児や介護で中腰が続く
- 痛みをかばって歩き方が変わる
- 疲れているのに無理を続ける
このような負担が続くと、骨盤まわりの筋肉に偏った緊張が生まれます。
骨盤の前側、後ろ側、側面の筋肉のバランスが崩れることで、骨盤は前後に傾いたり、左右に傾いたり、ねじれたりします。
このような歪みは、身体にかかっている負担を減らし、筋肉の緊張がゆるんでくることで、戻る余地があります。
福粋では、この「戻る余地のある歪み」を丁寧に見ていきます。
産後も、骨盤まわりに負担が集中しやすい時期の一つです
骨盤の歪みや腰痛の要因は一つではありません。
その中の一つとして、産後の身体の負担があります。
出産後は、抱っこ、授乳、寝不足、慣れない姿勢、家事や仕事への復帰などが重なり、骨盤まわりや腰に負担が集中しやすくなります。
ただし、産後だから必ず骨盤が悪くなる、という単純な話ではありません。
もともとの身体の強さ、筋肉の状態、産後にどれくらい休めたか、どれくらい早く動き始めたか、その後の生活の負担によっても身体の状態は変わります。
そのため福粋では、産後という言葉だけで判断するのではなく、今の身体がどこで無理をしているのかを見ていきます。
産後は、骨盤や腰に負担が集中しやすい時期の一つ。
けれど、それだけで今の腰痛や不調がすべて決まるわけではありません。
筋肉が硬くなると、骨盤は引っ張られます

この画像は筋肉・骨・関節を簡易的に表現しています。
骨盤は、筋肉によって支えられています。
筋肉が縮まったまま緊張すると、その筋肉は骨を引っ張ります。
その状態が続くと、骨盤の位置や角度にも影響が出てきます。
たとえば、骨盤の前側の筋肉が硬くなると、骨盤が前に引っ張られやすくなります。
反対に、後ろ側や側面の筋肉が硬くなると、骨盤は後ろや横方向へ引っ張られやすくなります。
その結果、腰や股関節、背中に負担が広がることがあります。
筋肉の緊張
▼
骨盤が引っ張られる
▼
身体のバランスが崩れる
▼
腰・股関節・背中に負担がかかる
つまり、骨盤だけを無理に動かそうとするのではなく、骨盤を引っ張っている筋肉の状態を見ることが大切です。
骨盤の歪みと血行不良

筋肉が硬くなると、血管が圧迫され、血行が悪くなります。
血行が悪くなると、酸素や栄養が届きにくくなり、老廃物も流れにくくなります。
その結果、腰痛、重だるさ、こり、しびれのような不調につながることがあります。
筋肉が硬くなる
▼
血管が圧迫される
▼
血行が悪くなる
▼
痛み・こり・重だるさ・しびれ
骨盤の歪みが痛みに関係している場合でも、実際には骨そのものが痛みを出しているのではなく、筋肉の緊張や血流の悪さが関係していることがあります。
だからこそ、骨盤を力で動かすことよりも、筋肉がゆるみ、血流が回復しやすい状態を作ることが大切です。
無理な骨盤矯正が合わないこともあります
骨盤が歪んでいると言われると、
「早く真っすぐに戻さないといけない」
と思ってしまう方がいます。
けれど、骨盤の左右差には、生まれ持った骨格の個性が関係していることもあります。
また、痛みをかばいながら身体が一生懸命バランスを取っている場合もあります。
その状態で外から強く矯正すると、身体にとっては急に支え方を変えられることになり、かえって緊張が強くなることがあります。
福粋では、骨盤を悪者として見たり、見た目の左右差だけを整えようとしたりするのではなく、
その人の身体にとって、どの状態が無理が少ないのか
を大切に見ていきます。
福粋の骨盤の見方
福粋では、骨盤の歪みを一つの形だけで判断しません。
見ているのは、骨盤だけではなく、身体全体のつながりです。
- 左右差が生まれ持ったものなのか
- 負担の積み重ねで起きた歪みなのか
- 筋肉がどこで硬くなっているのか
- 腰や股関節へどのように負担が出ているのか
- 歩き方や重心に偏りがあるのか
- 呼吸や緊張の抜け方はどうか
このような部分を確認しながら、身体が自然に整いやすい方向へ進めていきます。
大切なのは、左右対称にすることではありません。
その人の身体が、今より少し楽に支えられる状態へ戻っていくことです。
福粋の考え方
骨盤を無理に矯正するのではなく、骨盤を引っ張っている筋肉の緊張や、身体全体の支え方を見ながら、その人にとって無理の少ないバランスを整えていきます。
骨盤の歪みは、全身にも関係します
骨盤は身体の土台です。
そのため、骨盤まわりの負担は腰だけでなく、股関節、膝、足、背中、肩、首にも関係することがあります。
たとえば、股関節の不調をかばって歩き方が変わると、骨盤の使い方も変わります。
背骨に側弯がある方の場合も、骨盤や背中の支え方に左右差が出やすくなります。
このように、骨盤の歪みは単独で見るより、身体全体の中で見た方が分かりやすいことがあります。
骨の形や変形と言われて不安な方へ
骨盤の歪みと同じように、側弯症や股関節の変形がある方も「形が違うから痛いのは仕方ない」と感じてしまうことがあります。
けれど、骨の形や画像上の変化があることと、今ある痛みや不調が一生変わらないことは同じではありません。
骨盤の歪みを怖がりすぎないでください
骨盤が歪んでいると言われると、身体が悪い状態になっているように感じるかもしれません。
けれど、身体にはもともとの左右差があります。
また、負担が積み重なって歪みが起きている場合でも、筋肉の緊張や血流、身体の支え方が変わることで、楽になる余地が残っていることがあります。
大切なのは、骨盤を無理に真っすぐにすることではありません。
今の身体がどこで頑張り続けているのかを見て、その身体にとって無理の少ない状態へ戻していくことです。
もし今、骨盤の歪みが気になっていたり、腰や股関節の不調が続いているなら、一度ご相談ください。
骨盤だけを見るのではなく、身体全体のつながりを確認しながら、今の状態を丁寧に見ていきます。
「骨盤の歪みが関係しているのかな」と感じている方へ
今の腰痛や不調の状態を、そのままLINEで送っていただければ大丈夫です
※まだ通うか決めていなくても大丈夫です
ご来院前に確認していただきたいこと
※強い痛み・しびれ・麻痺・発熱・急な腰痛・転倒後の痛み・排尿や排便の異常・歩行困難などがある場合は、まず医療機関で確認してください。
腰痛や骨盤まわりの不調の中には、医療機関での確認が必要な状態が隠れていることがあります。
医療機関で大きな異常がないと確認されたうえで、筋肉の緊張や身体のバランスによる負担が考えられる場合は、整体でお手伝いできることがあります。
骨盤の歪みに関するよくある質問
Q. 骨盤の歪みは、整体で真っすぐになりますか?
福粋では、骨盤を無理に真っすぐにすることを目的にはしていません。
生まれ持った骨格の個性や左右差がある場合、それを無理に変えようとすると負担になることがあります。
福粋では、筋肉の緊張や身体全体の支え方を見ながら、その人にとって無理の少ないバランスを整えていきます。
Q. 骨盤が歪んでいると腰痛になりますか?
骨盤まわりのバランスが崩れることで、腰に負担がかかることはあります。
ただし、骨盤の歪みだけが腰痛の原因とは限りません。
筋肉の緊張、血行不良、歩き方、疲労、精神的な緊張など、複数の要因が重なっていることがあります。
Q. 産後の骨盤の歪みも見てもらえますか?
はい、状態を確認することはできます。
ただし、産後だから必ず骨盤が悪くなるという単純な話ではありません。
抱っこ、授乳、寝不足、仕事復帰などによって骨盤まわりや腰に負担が集中している場合がありますので、今の身体がどこで無理をしているのかを見ていきます。
Q. 強い骨盤矯正をしますか?
福粋では、強い矯正やバキバキする施術は行っていません。
骨盤を無理に動かすのではなく、骨盤を引っ張っている筋肉の緊張や身体全体のバランスを見ながら、やさしく整えていきます。
Q. 骨盤だけ施術しますか?
骨盤だけを見るのではなく、腰、股関節、背中、脚、足、呼吸、重心など、身体全体のつながりを見ながら確認します。
骨盤の歪みに見えていても、負担の始まりが別の場所にあることもあります。

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