※この記事は、以前「黄金ステージ専用『高速統合式』」として書いた内容を、現在の私の感じ方に合わせて見直したものです。
感情に巻き込まれそうなとき|黄金色のイメージで少し距離を取るワーク
怒りや不安、不快感が強く出た時、頭の中でそのことばかり考えてしまうことがあります。
相手に言われた言葉を何度も思い出す。
まだ起きていないことを想像する。
嫌だった場面が頭の中で繰り返される。
そういう時、感情を消そうとすると、かえってその感情に意識が集まってしまうこともあります。
以前の私は、そんな時に少し変わったイメージワークをしていました。
淡い黄金色の空間を思い浮かべ、その中で自分と感情の間に少し距離をつくる方法です。
当時の私は、その場所を「黄金ステージ」と呼んでいました。

今振り返ると、本当に黄金色の「場」が存在していたのか、そこで何か特別な統合が起きていたのかは分かりません。
ただ、私にとっては、黄金色の空間をイメージすることで、怒りや不快感そのものになってしまわず、少し離れたところから眺めやすくなることがありました。
感情を消すためではなく、
感情に巻き込まれすぎない距離をつくる。
この記事では、当時私が行っていた「黄金ステージ」のワークを、今の感覚で少し柔らかく組み直してご紹介します。
黄金色のイメージがしっくりこなければ、無理に行う必要はありません。
以前の私は「早く統合しよう」としていました
以前の私は、怒りや不安が出てくると、
「早く手放したい」
「これは統合しなければ」
「もうこの反応を終わらせたい」
と考えることがありました。
その頃に使っていたのが、黄金色の空間を使ったイメージワークでした。
当時は「高速統合式」と呼んでいて、なるべく短時間で感情を統合する方法として考えていました。
でも今は、感情がすぐに消えなくてもいいと思っています。
怒っているなら、怒っている。
不安なら、不安がある。
そこを急いで変えなくても構いません。
そのうえで、
「私は今、この感情にどのくらい巻き込まれているだろう?」
と少し眺めてみます。
STEP1|自分が落ち着けそうな空間を思い浮かべる
まず、自分が少し落ち着けそうな空間を思い浮かべます。
私の場合は、淡い黄金色の光が静かに広がっている場所でした。
以前は、
「プラチナシルバーフィールドの中で、いちばん明るい場所へ行く」
というイメージを使っていました。
今は、そこまで細かく決めなくてもいいと思っています。
黄金色でも、白でも、青でも、何も色がなくても構いません。
自分にとって、少し落ち着いて眺められそうな空間を想像します。
何も浮かばなければ、それでも大丈夫です。
STEP2|感情を「自分そのもの」にしない
強い怒りや不安がある時、
「私は怒っている」
ではなく、少しだけ言葉を変えて、
「今、私の中に怒りがある。」
と見てみます。
たったこれだけでも、自分と感情の間にわずかな距離が生まれることがあります。
以前の私は、この感情を「影の揺らぎ」のようなものとしてイメージしていました。
形が見える人なら、煙や雲、小さな影のように感じても構いません。
何も見えなくても問題ありません。
大切なのは、
「この感情は私の中にある。
でも、この感情が私のすべてではない。」
と感じられる余地を少しつくることです。
STEP3|必要なら、少し前に置いてみる
以前のワークでは、怒りや不快感のイメージを、自分の身体の中ではなく、少し前方に置くようにしていました。
だいたい50cmから1mくらい前。
ただし、この距離に特別な意味があるわけではありません。
近すぎず、遠すぎず、自分が少し眺められる場所というだけです。
たとえば、目の前の空間に小さな雲を浮かべるようにしてもいいでしょう。
これは、何かを本当に身体から取り出しているという意味ではありません。
自分と感情との間に、少し距離を感じるためのイメージです。
距離を取った方が苦しくなる場合は、この方法はやめて大丈夫です。
STEP4|すぐに理由を探さなくてもいい
以前の黄金ステージのワークでは、
- ● 内容を見ない
- ● 理由を探さない
- ● 良い・悪いを決めない
ということを大切にしていました。
今の私は、少し言い方を変えています。
「今すぐ理由を決めなくてもいい。」
です。
なぜこんなに腹が立ったのか。
どうしてこの人にだけ反応するのか。
昔の何につながっているのか。
あとから分かることもあります。
何年経っても分からないこともあると思います。
その場で無理に答えを作らなくても、
「今、かなり反応しているな。」
と分かるだけで十分なことがあります。
STEP5|黄金色の空間に、そのまま置いてみる
もし黄金色のイメージが合うなら、感情を少し前に置いたまま、その周囲に淡い黄金色の空間があるように感じてみます。
以前の私は、黄金の粒子が影の周りに集まり、影が薄くなったり溶けたりする様子をイメージしていました。
そのように見えるなら、そのまま眺めても構いません。
でも、何も起こらなくても大丈夫です。
影が消えなくてもいい。
怒りが残っていてもいい。
イメージがまったく変わらなくてもいい。
変化を起こすことより、
今そこにあるものを、少し離れた場所から眺めてみる。
それだけでも、このワークの役割は十分だと思っています。
STEP6|自分の境界を感じてみる
以前の私は、自分の周囲に淡い透明の金色の球があるようにイメージしていました。
これを「境界球」と呼んでいました。
今考えると、それは、
「ここまでが自分の領域」
という感覚を持つためのイメージだったのだと思います。
人の言葉や物音、雰囲気に強く反応してしまう時、相手と自分の境目が分からなくなったように感じることがあります。
そんな時に、自分の周囲に薄い円があるように感じてみます。
黄金色でなくても構いません。
「ここに私はいる。」
という目印のようなものです。
もちろん、実際の人間関係では、距離を取ったり、嫌なことを伝えたりすることが必要な場合もあります。
イメージだけですべてを解決するものではありません。
STEP7|自分の中心にも、小さな目印を置いてみる
以前のワークでは、胸の奥に白金色の小さな点を置き、それを「価値のコア」と呼んでいました。
今は、それを何か特別なエネルギーだとは考えていません。
ただ、
「外側で何が起きていても、ここに自分がいる。」
と感じるための小さな目印として使うことはあります。
胸の奥でも、お腹でも、自分がしっくりくる場所で構いません。
小さな光を思い浮かべてもいいですし、何も見えなくても大丈夫です。
その場所に、ほんの数秒だけ意識を置いてみます。
「終わったかどうか」を判定しなくていい
以前の私は、ワークが終わると、
「これで統合は完了した。」
と考えていました。
今は、そこも少し違います。
同じ怒りがまた出てくるかもしれません。
同じ人にまた反応するかもしれません。
それを見て、
「統合できていなかった」
と考える必要はないと思っています。
人の反応には、その時の疲れや環境、過去の経験など、いろいろなものが関係します。
昨日は平気だったことに、今日は強く反応することもあります。
だから私は今、
「終わったかどうか」よりも、以前と少し違うところから見られたか。
を大切にしています。
どんな時に使える?
このイメージワークが合う人であれば、たとえばこんな時に試すことができます。
- ● 誰かに言われたことが頭から離れない時
- ● 怒りの場面を何度も想像してしまう時
- ● 不安に飲み込まれそうな時
- ● 人の物音や気配に強く反応した時
- ● 自分の境界が分からなくなったように感じる時
ただし、いつでもこの方法を使わなければいけないわけではありません。
その場から離れた方がいい時もあります。
誰かに相談した方がいい時もあります。
ただ眠った方がいい時もあります。
黄金色のイメージが全く合わない人もいるでしょう。
それで大丈夫です。
当時の私にとって「黄金ステージ」は一つの通過点でした
振り返ると、私はその時々で、自分を理解するためにいろいろな言葉やイメージを使ってきました。
カルマ。
統合。
波動。
黄金ステージ。
境界。
価値のコア。
その時の私には、それらの言葉が必要だったのだと思います。
今は、以前ほど答えを急いで決めなくなりました。
何かが起きた時も、
「私は今、何に反応しているのだろう?」
と見ることが増えました。
理由が分からなければ、分からないまま。
感情が残っていれば、残っているまま。
そこから少しずつ見ていきます。
だから、黄金ステージも否定する必要はないと思っています。
私が通ってきた一つの道です。
もし同じようなイメージがしっくりくる方がいれば、必要なところだけ使ってみてもいいでしょう。
合わなければ、使わなくて大丈夫です。
おわりに|感情と少し離れて一緒にいる
怒りや不安が出た時、私たちはその感情を早くなくしたくなることがあります。
でも、消そうとしなくてもいいのかもしれません。
まず、
「今、怒りがある。」
「今、不安がある。」
と気づく。
そして必要なら、ほんの少しだけ距離を取って眺める。
黄金色の空間を使ってもいい。
何も使わなくてもいい。
大切なのは、正しい方法を行うことではありません。
感情をなくすのではなく、
感情があっても、自分までなくならないこと。
以前の私が「高速統合」と呼んでいたものも、今振り返れば、自分と感情の間に少し静かな場所をつくろうとしていたのかもしれません。
今の自分に合う形で、その静かな場所を見つけてもらえればと思います。
